試し読み 「交差する時間」(R18)
『交差する時間』 車掌×指導車掌

【あらすじ】

車掌の知景は恋人の相原と乗務シフトが合わず、思うように会えない日が続く。
生真面目な知景は、普段通りでいようと、ますます頑なになっていって…。
「あまり意地を張ると明日に響きますよ。師匠」


      


指を三本に増やされると同時に、重たいお湯が体内にドッと流れ込んできた。
その量の多さに知景の瞳が不安で揺れる。

――こんなに含まされたら、抱かれた時にグチャグチャになってしまう。

「あぁっ! 嫌、お願い。これ以上はもうやめ、て……ッ!」
「おとなしくして。今こうしてココを慣らしておけば、ベッドの上でいろいろと手間が省けるでしょ?
便利な入浴剤ですね。気に入りました」

浮上する様々な不安を一つずつ快楽に書き換えていくように、
長い指が肉襞を何度も行き来する。

「んっ、ぅ、ふ……」

どの部分をどう攻めたら、頑なで廉潔な自分を淫らに堕とすことができるのか、
相原は十分すぎるほど知っている。

だからいつもその部分を的確にそらして捏ね上げ、焦らし立ててくる。
自分から欲しいと縋りついてついてねだるまで、彼は絶対に満足を与えてくれない。

「一度プライドを砕いてからじゃないと、師匠は素直に甘えてくれませんからね」

従順に蕩け始めた粘膜を確認するように、相原の指がぐるりと中を旋回した。

「アァッ  ゃめ、て…イヤ……」
「知景さんのここはそう言ってないみたいですけど。そろそろ降参でしょ?」

焦らすだけ焦らされ、放熱の時を待ち望んで張りつめる性器が、湯船の中で所在なく揺れている。
腰の奥からせり上がってくる鮮烈な疼きに、
知景は白い肌を薄桃色に上気させ、ゾクゾクと身を震わせた。

読みどおりの光景に、相原が満足そうな笑みを浮かべる。
「ふッ。あの時の中島さんの顔、あなたに見せてあげたかったな。
……それよりむしろ今の知景さんの表情こそ、あの人に見せてやるべきかな」

低い笑い声が耳のすぐ後ろで響いた。






続きはぜひ紙の本で!

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テーマ:BL小説 - ジャンル:小説・文学

【 2017/08/02 00:32 】

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