オリジナルBL小説、日記、同人誌のお知らせなど……
CC大阪97 お疲れさまでした。

スペースにお立ち寄りくださった皆様、本当にありがとうございました!!

既刊だけでの参加でしたが、SSという名の紙っ切れを
みなさん温かく受け取ってくださいました。

中身は、今更新中の「プライド狂奏曲」を
攻の結城視点で書いた番外編でした。
案外長くなってしまったので折り本になりました。
お楽しみいただけたら嬉しいのですが

次はぜひ新刊で参加したいです。


で、ご挨拶しながらふと迷いました。

「こんなあばら屋にようこそお越しくだ……」
あれ、あばら屋?あずま屋? どっちがどっちだっけ???

侘しい佇まい。
――そうそう。

余計なもんは何もなくて、屋根はある。
――そうそう。

でも座るとこくらいはあるわな。
――そりゃそうだ。

これじゃ同じじゃん。
――んなアホな。


そこで代表的なあばら屋をイメージすることにしました。

『巨人の☆』
……ドアがない……。
(わからない人、ごめんなさい)

あば、あず……? もう、どっちでもいい屋!


どーも失礼しましたー!!

〽チャカチャンチャンチャン……





どーでもいいですが、歌詞の前なんかで時々目にするこの「〽」マーク
庵点(いおりてん)というそうです。

あばら屋、あずま屋、そして庵。

ますます混乱のるつぼ。本物はどれだ!

……これに懲りずにどうぞまたいらしてください 
イベント・Webともども、これからもよろしくお願いいたします。

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【2014/01/13 21:45】 | ■イベント
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イベントが終了するまでお知らせを上げておきますね。

COMIC CITY 大阪 97 に参加します。

2014年1月12日(日) インテックス大阪
  6号館C ほ 67 a
  サークル名:Green signal



今回合わせの新刊はありませんが、
公開中の「プライド狂奏曲」のSSペーパーをお配りする予定です。
(ネタバレなしの単体としてお読みいただける内容です)

既刊は4種類(鉄道3冊、音楽1冊)持っていきます。

ペーパーだけのご来訪も大歓迎ですので、
お買い回りついでに気軽にお立ち寄りください。

今回は「目印ですか?」というくらい角っこのスペースですが、
まったりとお待ちしています



SS間に合うといいな…。
ちょっと弱気ですが頑張ります。
皆さまにお目にかかるのを楽しみにしています

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【2014/01/10 21:09】 | ■イベント
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あけましておめでとうございます。

お金がないので旅行もバーゲンも福袋もないまま
つまらない正月をすごしておりました。

あまりのつまらなさを友人に伝えるために、
一人寂しく写メってSS付きのメールを送りました。

さっそく返事が来ました。
「こういうもんを皆さんに公開しないでどうするよ」と…。
人気サイトを運営する人はさすがサービス精神が根本から違います。

つまらない正月でも想像力さえあれば
幸せになれる事を新年早々学びました。

ということで、撮れた写真で鉄道SSです。

タイトルは何のひねりもございません。




『留置線デート』

河合と志水



「今年の正月、あったかいな。このまま春になっちゃえばいいのにさ」

元旦の昼下がり、留置線の最果てで運転士の河合は満面の笑みを浮かべた。

「志水と乗組になるの、久しぶりだな」

「ああ、1ヶ月ぶりくらいかな?」

「違うよ。1ヶ月と4日ぶりだよ」

河合と俺は新規採用時訓練も車掌の研修も全部一緒の、
いわゆる同期生って奴だ。

河合はその後、転用試験に合格して運転士になったけど、
俺には車掌の方がたぶん性に合ってる。
客扱いは嫌いじゃないし、何よりも進路と信号機を凝視する毎日なんて、
人生を視覚的に損してる気がしてならない。

「なんだって今日のハコ、こんなに遠いとこに居んだよ。
詰所出てから余裕で10分は歩いてるぞ」
(ハコ=列車)

終夜運転、初詣用の臨時ダイヤと車両の無茶な特別運用。
世間様とはぜんぜん色合いが違うが、鉄道会社もある意味正月モード全開だ。

こんな仕事だから休ませてくれとは言わないが、たくさん並んでるんだし、
せめてもっと近くに置いてある列車をあてがってくれたっていいじゃないか。
正月なんだから!

「あーあ、志水も運転士だったらさ、研修とかレクとか顔合わす機会がもっと増えるのに。
隣の席とか一緒の班とかもっとこう、ワクワクするようなシチュエーション?」

あのな、俺たちこういう仕事なんだから、ワクワクするよりもむしろ冷静でいてくれよ。
頼むから――。

「あ、そうだ!」

イヤな予感がする。
こういうキラッキラした目の時に、河合は必ずアホを言い出す。

「もうすぐ会社の個別面談あるし、俺、車掌に戻してもらおうかな」

「は!?」

新年早々、期待を裏切らないアホ全開のセリフに、俺は言葉を失う。

「……お前は本当に『バ河合』の呼び名が似つかわしいな」

「うわ、キッツ。俺マジで異動願出そうと思ったのに」

まあ、安心しろ。
本当にバカだったら運転士の試験には受からないから。

それにしても河合。その言葉を聞いたら、10ヶ月苦労に苦労を重ねて
育ててくれたお前の師匠が泣くぞ。
まったく……。

「悪いことは言わない。余計なこと考えずに、お前はそのまま運転士やってろ。
真っ直ぐ、前だけを見つめてマスコンハンドル握ってるのが
お前には一番似合ってる」

「本当に?」

「ああ、本当だ」

そうだ。乗務中のお前は惚れぼれするくらい男前だ。

喚呼する時の透る声、引き締まった唇、
無駄な笑み一つ浮かべず、ただ前だけを真っ直ぐに見つめる真摯な横顔。
いっそ運転室に住んでてくれてもいい。
制服の着替えと三度の飯は、俺がちゃんと愛を込めて運んでやるから。

「それに、お前が車掌に戻ったら、もうこうして二人で組んで乗務…できないじゃ、ないか……」

「あーっ!」

「な、何だよ」

「そういや乗組になった日は、点呼も飯も風呂も、泊まるのも上がりも一緒だな!」

そうだよ。今頃思い出したか。バ河合。
ああ、どうして俺はこんなバカを好きになっちまったんだろう?

「明日仕事上がったらさ、初詣行こ」

「沿線は…ダメだからな」

参拝客の中に万一知り合いがいたらどうするつもりだ?

しかし、200万人を超える壮絶な人ごみだ。
拝殿まで延々と続く行列でおしくら饅頭みたいになりながら
こっそり手を繋いだり、もたれかかったり……。

俺たち元旦から頑張って働いてるんだし、神様もきっと許してくれる…よな?

「……――なあ、志水。聞こえてんのか?」

「うわぁ! き、聞こえてます。鮮明に」
 
「じゃあ今夜、仮眠室に行ってもいいか? 俺、志水と一緒に寝たい」

「バッ、そんなこと大きな声で聞くなっ」 

「なんかこれってお泊りデートみたいだよな。晩飯食ったらさ、風呂も一緒に入ろう」

「ふ、風呂はダメだ!」

「どうして? みんなの前でヤラシイことはしないよ、さすがの俺も」

違う! 裸の河合見て、共同浴場で俺だけヤラシイ事になったら困るんだよ!!
浴場で欲情?
寒い。いろんな意味で寒すぎる。

「おい、やめろよ!」

「いーじゃん。誰も見てないし」

嬉しそうに手を繋ぐな。
いくら詰所から徒歩10分かかる最果ての留置線とはいえ、ここは職場だ。

「こんなとこ、誰かに見られたらヤバ……つか、指まで組むな!」

「俺、元旦仕事でホントにラッキー」

「……」

まあシフト表見た時に、俺も同じ事思ったけどさ。
もういうくつ寝るとお正月♪ なんて一人でこっそり歌ったけどさ。

「どうしよう、志水。今夜の事考えたら俺、
駅一つ停まるの忘れそうなくらいワクワクしてきた」

「だ――ッ。頼むから元旦からマスコミネタだけは勘弁してくれ!」

「大丈夫。恋の非常ブレーキは志水が引いててくれるから」

足下で砂利がカラリと鳴る。

研修で出会った頃と同じ、屈託のない笑顔を浮かべると、
河合は唇に一つ、メレンゲ菓子のように軽くて甘いキスをくれた。





「し、志水……ッ!! お前まさか河合と!」
ギギギ…

gigigi4.jpg

そうとは知らない二人は、初詣で恋愛成就と安全祈願のお守りを
互いに交換し合うのだった……。

やおい、愛のおk阪劇場    (続かない)
                   とか言いながら続編へ→

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車体の縮尺率が違うところは、どうか突っ込まないでください
うちにある造形物を総動員したのでこうなりました。

ちなみに車体はK阪6000系です。
どーでもいいですね。

本年もどうぞよろしくお願いします

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【2014/01/03 18:27】 |  シリーズ短編
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